イメージを伝える

イメージ化であるが、商品価値を伝える視点から述べると使用時のイメージを伝える使用時訴求が重要なポイントとなる。使用時とは単純に使っている様子をビジュアルに見せるのではなく、その商品を使って最も喜びを味わう瞬間のことであり、その点ではベストイメージと同じである。ここでは別の事例を交えながら解説していきたい。

福島の農業資材店を営むファームランドやマロクという店である。

数年前からチラシDMクラブに入会しており、参加している店長はチラシ作りに卓越している。このチラシは秋のものであるが、農業資材ゆえに季節に応じて栽培するものが変わる。その商品ごとにイメージ化をみごとにやっているのだ。秋はこの地域では玉ねぎ作りが主流となるので、玉ねぎ作りの農業もしくは家庭菜園で玉ねぎを栽培する人をターゲットとしている。ただ単純い商品訴求するだけではホームセンターに負けてしまうので、使用時訴求で自社の肥料の価値の高さを訴求している。タイトルはこれで安心、玉ねぎ作り、年、すたふが実際に玉ねぎを持って、こんな大きな玉ねぎが取れるよ、とPR。まさしく肥料を使い、収穫できたことをビジュアルに表す使用時訴求である。

有機一発肥料、という玉ねぎ専門肥料を一品訴求しながら玉ねぎ、ねぎ、にんにく用肥料、病気予防の農薬、など、玉ねぎ作りに関連する肥料などを関連販売している。単純に商品訴求するのではなく。単品に絞りながらイメージ化させて訴求していく店が非常にうまく作られている。

ここで注意しないといけないのは肥料を使っている様子をベストイメージと考えてしまうこと。肥料を使うことに本来の価値があるのではなく、当然、収穫時に価値があるわけだ。そこで収穫の喜びをビジュアルに見せる必要があるのだ。裏面においては梨の美味しさを訴求。これも子供の喜びの写真を使って梨を食べている様子で使用時のイメージ訴求をしている。果物であるので、子供を使ったほうがイメージしやすい。商品ごとに訴求方法を変えたみごとな価値訴求と言える。