情報加工社会

チラシの達人と言われる人がいる。「チラシDMクラブ」という勉強会の会員さんたちだ。ここに掲載している事例はほとんどが会員さんのチラシである。彼らは共通して優れたマーケティング力を持っている。それは情報に敏感であるということ。流行に敏感で左右されやすい都いうことではない。怒っている現象に対してそのエキスを感じ、いかに自社に取り込んでいくかという能力である。いわゆる情報の加工能力だ。

インターネットやマスコミ情報がそのままと勘違いしているのだ。もちろん、それらは情報であるが、情報化社会の本当の意味は、情報加工社会ということなのである。目の前にある情報をいかに自社に役立つように加工できる能力を高めることが勝負を決めるのだ。例えば、ニュースで子ども手当のことが報道される。普通の人は子ども手当なんか出しても消費は換気できない、とその情報を単なる方面的情報としてしかとらえない。これでは情報の素通りだから何も起こるはずもない。ところが、チラシの達人達は、「お。子ども手当か、来月チラシ企画にもりこもう」と考えるのである。

ここで大事な点は、常に自分の情報に対するアンテナが貼られているかということ。つまり家でニュースを見ても電車に乗っていても何かヒントはないか、と常にアンテナを張っているのだ。この情報インプット能力は常に意識していないとそうはならない。常に意識する。つまり習慣化が重要なのだ。

そしてインプット能力が上がってくると、やがてアウトプット能力も上がってくる。アウトプット能力とはいかに自社に落としこむかということ。チラシの紙面への具現化する能力である。先ほどの子供手当もそれをなんとか利用したいと考える人は多いが、実際にチラシ紙面に落とし込める人は少ない。

アウトプット能力は一朝一夕で身にはつかないので、常にインプットを心がけていればそのうちついてくる。インプットに対する意識改革、つまり情報のエキスに敏感になることがアウトプット力を高める最短の道である。